行政書士で独立した女性が仕事を選ぶときの注意

行政書士で独立・開業した女性がうまく第一人者になっていくには、仕事のとり方や選び方に注意を払ったほうがいいでしょう……好きなタイプの仕事をやっていてOKなのですが、何も考えずにやっていくよりは、先見性をもって仕事を選んだほうがあとあと得をします。
特に現在のような近い将来の見通しもつかない時代に女性が行政書士として独立するなら慎重に作戦を立てるに越したことはありません。

行政書士が作成する書類の数は信じられないくらい多いです。
実際の話、数千種類どころではありません。

※行政書士がかなり増えても、現在まだうまくやっていけている人たちが多い理由には、この点も大きいですね。ひとりひとりが、自分の得意な範囲を確立していることが普通なのです。

女性の行政書士に限っても、独立後にひとりひとりが得意にするテリトリーはバラバラです。
「女性の行政書士がよくやっている仕事」というものも特にありません。
※あえていえば、「女性の行政書士には女性の依頼者が相談に向かいやすい」という傾向はあるでしょうか。

離婚協議書や離婚公正証書といった書類の作成をはじめ、「家庭内の問題について依頼をしたい」女性は、女性の行政書士を望む例が多いようです。
もともと、「女性の行政書士は、よく気が利いてきめ細かい仕事をする」といったイメージが強いですから、それを活かさないのはもったいないでしょう。

話を戻しますと、行政書士の仕事にも流行のようなものはあります。

  • 他の行政書士があまりやっていない仕事
  • これから需要が増えそうな仕事

があるときは、それを選ぶのも悪いものではありません。

この点で大事なことは、社会の変化、特に法制度の変化に常にアンテナを立てておくことでしょう。
制度が変わるだけで、あるところで書類の提出が突然急増することがあります(もちろん、その逆もありえますが)。

この点をうまく見抜いて、短期間でたくさんの依頼を獲得した例は多いですし、女性に限っても、まだ独立ほやほやの新人行政書士なのにうまく依頼と報酬を稼いで基盤をがっちり固めることができた例もあります(法制度の変更の影響で急増した依頼は、しばらくすると急に減ってしまう例も多いので、いつまでも同じ手で稼げると思っていてはいけませんが)。

こういった見通しを持つことはこれからの行政書士、特に女性で独立を目指す行政書士にとっては特に大事でしょう。

※念のために付記しておきますと、独立・開業した当初から、依頼が多く寄せられるタイプの仕事があるのなら、何もそれを断る必要はまったくありません。ただ、やりたい仕事が出てきたら少しずつそれをやれるように努力したほうがいいでしょう。

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